歯周病は9000万人が罹患している
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府立医大の歯科は1916年6月の開設。
医学部あるいは医科大学の付属診療科としては
東京大学に次いで古く、今月87年目を迎えた。
「他大学の歯科と違って府立医大では虫歯から
顎骨の病変まで歯科領域全般にわたって診療・治療をしています。」と
部長の金村成智助教授。
「それに医科大学付属ですから
他の診察料の全身疾患の治療にも協力しています。」
高齢化社会を反映して有病者や入院患者の歯科治療が増えている。
とくに心臓血管系の患者などは、口腔からの
細菌感染が病状悪化の原因にもなる。
骨髄や腎臓などの移植治療は、
免疫抑制剤を使うため炎症性歯周疾患があると
手術が延期されるケースもある。
歯科が2大疾患は虫歯と歯周病である。
とくに問題となっているのが国内で9000万人が
罹患しているといわれる歯周病だ。
この歯周病と全身疾患との関係がいまクローズアップされている。
口内細菌は、食物中のショ糖を分解して
不溶性グルカンをつくり、これがプラーク(歯垢)を形成し、歯石になる。
歯肉溝にプラークがたまると歯根膜を破壊、
歯茎を下げて歯周組織に炎症を起こすのが歯周病である。
「プラークは食後八~二十四時間
でできます。ですから歯を磨かなかったり、
磨き方が悪いと歯周病になる。一種の生活習慣病で
口臭の原因にもなっています」
原因は他にもある。
かみ合わせの悪さ、
ストレスによる歯ぎしり、
それに血液疾患や
糖尿病などによっても
歯周病が助長される。
高血圧症などと同じ
サイレントキラーだという。
初期症状はないが、気がついた時は病状が進んでいるのだ。
「プラークを作る原因菌が血管に入り込むと
血栓を作って動脈硬化や心筋梗塞など
心疾患の原因ともなります。
妊産婦では歯周病が早産、未熟児の原因にもなります。」
出産は羊水中のプロスタグランジンが引き金になるのだが、
歯周病の炎症がプロスタグランジンの量を増やすのだ。
歯周病と全身疾患、とくに心臓血管系疾患とはリンクし合い、
互いの危険因子になっているという。
「歯磨きなどによるプラークコントロールは、あくまでも予防です。
しかし、最近、適用は限られますが、
再生誘導治療も登場するようになりました。」
その一つが組織制御再生法(GTR法)。
ゴアテックスなどの人口膜を使って歯根膜など
総合組織を再生させる方法。二つ目はブタの歯胚、
つまり歯の元になる組織から取り出した材料による組織再生誘導法。
「われわれも歯周組織を培養してできるシートを
歯肉や歯根膜に分化させられないか試みています。
まだ研究段階ですが、歯科も再生医療を
視野に入れればならない時代になりました」と金村助教授はいう
京都新聞 2002年6月11日 火曜日
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| ■コメント
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■歯のレントゲン
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| 約1年以上前に、下の歯が殆ど抜け落ちて治療中の姿です。
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| 上の歯は一通りの治療が終わり、下の歯にも入れ歯の対応した姿です。この間に
6か月以上はかかっています。
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| 昨年、一年以上前に上の歯の治療が一通り完了し、下の2箇所に約半年空けてインプラントを
2本打ち込んだ姿です。
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| 下の歯のインプラントが完成し、信じられないくらい噛み心地が自然になった状態です。
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| 右上に4本インプラントを打ち込む前に、約1年余時間をかけて入念にし現在はこの状態です。
無病長寿にはこうならない先の予防歯科医療が最も必要です
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実際の当院での症状
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