Wednesday, January 07, 2009 Login         Search    
 
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【うつ病】

■うつ病とは?

うつ病は、現在5人~20人に1人はかかると言われているほど、一般的な病気です。 気分の落ち込みや不安感、脱力感といったものは、誰しも1度は感じることがありますが、 うつ病では、その状態が長期間回復せず、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
気持ちの問題では?と思われることもありますが、うつ病は、ストレスなどにより脳内の神経 伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンの働きが悪くなって起こると考えられています。

■単なる落ち込みや、ノイローゼとはどう違うのか?

誰にでも悲しいことや悩み事などがあれば落ち込むものです。うつ病の場合は、その落ち込んだ状態から 回復することが出来ず、長期に渡って無気力や憂鬱感が続くものです。
うつ病の特徴的なものとして、日内変動があります。うつ病の場合は、朝から午後にかけて調子が悪く、 夕方以降になると少し元気が出てくる場合が多いです。
また睡眠も、単に落ち込んでいるだけ、悩み事などでノイローゼのようになっている場合でも、一度眠ってしまうと 朝まで眠れる場合が多いのに対し、うつ病の場合は、生体時計がズレてしまうために、夜中に何度も目が覚めたり、 早朝に目が覚めたりする場合が多いです。
これらは、脳の病気であるうつ病の特徴であり、単なる落ち込みやノイローゼとは違うものです。

■どんな症状があるのか?

うつ病の症状は、精神症状と身体症状が見られます。

精神症状…ゆううつ感 不安感 悲観的 イライラ感 劣等感 心配症 取り越し苦労  何事もおっくうでやる気が出ない 興味や関心の低下 無気力 脱力感 判断力の低下 集中力や記憶力の低下 自殺を考える、または実際に計画する
身体症状…肩こりや耳鳴り めまい 頭痛 腰痛 胃のもたれ 疲労感 全身倦怠感 息切れ 便秘 性欲が落ちる 食欲不振 口が渇く 胸がドキドキする

患者さんによって、症状の現われ方や種類はまちまちです。単なる“疲れ”として処理しがちですが、 放っておくと病状を悪化させてしまうことになりかねません。
他の病気と同じように、うつ病も早めに治療を開始すれば、それだけ治療効果も高くなります。

また、上記の症状全てにはいたらないものの、慢性的に憂うつな気分が続く状態を「小うつ病(気分変調性障害)」と呼びます。
うつ病の診断基準にある「自殺を考える」などの深刻な項目は含まれませんが、診断基準は2年以上も続いてから初めて診断されるものです。
また、普段は軽いうつ気分が続いていて、時にストレスが加わるとうつ病にいたるという「二重うつ病」と呼ばれるケースもあります。

■うつ病になりやすい人はどんな人なのか?

現在、誰もが複数のストレスを持ってることが多いので、決して「自分は無関係だ」とはいいきれません。
しかしその中でも、「まじめで仕事熱心」、「几帳面で完全主義」、「仕事や家事などを人任せにできない」、「融通がきかない」、「考えが柔軟性に乏しい」、「他人にどう見られているか非常に気になる」などの素因を持つ人が、強いストレスにさらされたり、身の回りの急激な環境の変化などに置かれると、うつ病になりやすいと言われています。

うつ病は治療が可能な病気です

うつ病は必ず治る病気です。病気を悲観せずに、適切な治療を受けましょう。 問題を1人で抱え込まずに、周囲の人とコミュニケーションを取ることも大切なことです。
またご家族の方のバックアップも重要です。病気に対する理解とともに、あまり励ましたり せずに、温かく見守りましょう。
もし自分の家族や友人がうつ病になってしまったら、

  • うつ病は病気であることを理解する
    病気であることが理解できないと、性格のせいだと叱ったり、強く励ますなど、やってはいけないことをしてしまいます。うつ病は病気です。他の一般的な病人に対する普通の態度を気にかけましょう。
  • 不安を持たせない
    「なぜ病気になったのか」と原因を探してしまいがちですが、実際には様々な原因が複雑に絡み合っているので、特定できないことがほとんどです。まず「どうすればよくなるのか」を考え、うつ病になってしまったご家族をサポートしてあげてください。
  • 休息を取らせる
    うつ病は脳に原因があるのですから、脳を休ませることが必要です。無理をせず休みを取ることが一番です。
  • 医者の診察を受けるようすすめる
    残念ながら休息だけではうつ病が治ることはなかなかありません。医者にかかりきちんと治療すれば、大部分が2~3週間で効果が見えてきます。
  • ご家族の受信することで、診察可能な場合もあります
    周りが不調に気づいても、本人が病院に行きたがらないケースもよくあります。こんなときは、ご家族が代わりに受信されるのも一つの方法です。今一体どんな状態で、どういった症状が出ているのかを医師に伝え、そして、医師から聞いたことを本人に伝えます。その際、治る病気であること、治療が必要であること、病院内の様子などを伝えると、不安な気持ちを少しでもやわらげることができ、治療に向かうことが出来ます。
  • 「治療すれば治る」と励ます
    「うつ病は励ましてはいけない」とよく言われます。叱咤激励は逆効果となる場合が多いので、心療内科への受診を勧めるときは“うつ病”や“病気”という言葉を使わずに、「疲れてるみたいだからお医者さんに行ってみれば?」などの受け入れやすい、提案するような言葉をかけましょう。
  • 根気を持って取り組む
    うつ病はその日すぐに治るという病気ではありません。
    早期治療を受けた方がいいことはもちろんですが、遅すぎるということはありません。
    治療することに根気をもって取り組みましょう。
    ※治療をバックアップする為のポイント
    ・はげまさない
    ・考えや決断を求めない
    ・無理に外出や運動を進めない
    ・重要な決定は先延ばしに
    ・日常生活の負担を減らす
■治療の方法

うつ病の治療で一大切なことは休養です。思い切って、仕事、学業、家庭などから離れ、のんびりと休養を取り、 心身の疲れをいやすことが重要です。
「薬物療法」は1950年代から始まった治療法で、主に「抗うつ剤」を使用します。

[上記の治療薬を使用した例]

うつ病の治療手順

うつ病の症状は、治療中に一進一退を繰り返しながら回復してゆきます。そんなときに焦ったり、 諦めたりしてはいけません。気持ちにゆとりを持って、自然に回復するのを待つ くらいの心境になることが大切です。

 

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